Interview

社会人

トライアスリート

安藤紀幸の邂逅

Entry.04

安藤 紀幸

Noriyuki Ando

卒業後も巡り会いは終わらない

卒業してからも、不思議な出会いが自分を支えてくれる。
人との繋がりを大事にしたくて、安藤は職業に商社を選んだ。モノを持たない会社の仕組みを知って、人を大事にしていると思った。
入社してからもその印象は変わらない。

卒業してからも現役でバリバリとトライアスロンを続けていることが、珍しく見えたらしい。会社で働く人は、
中学まで、高校まで、大学まで、スポーツで活躍していた人はたくさんいるのに、全国大会で活躍するような人もいるのに、継続している人は、自分くらいのものだった。


会社のアスリート部は、トレイルランが盛んだった。また新しい出会いが生まれる。
自分の経験したことのないことは、当たり前のように失敗する。山の中を何十キロも走ることなんて、辛いことばかりだった。

社会人一年目、学生レースでは経験することのなかったミドルディスタンスに出場する。結果は潰れてしまい、エネルギッシュな学生の陰に埋もれてしまう。

仕事でも、できないことが見えてくる。
担当業務柄、仕事量の増える時期だった年末は、残業が続き効率の悪さを指摘される。

ironman70.3への挑戦

そんな中で、新たな挑戦をした。
ironman70.3セントレア常滑に出場することを決めると、スケジューリングを工夫した。長期スパンで計画を立てて、6月の大会で結果を残すことを狙った。

24歳以下男子の部門には、18歳にしてironmanコナに出場した平谷君や、慶應義塾大学でバイクランの強い久山君など強敵がいた。この中で優勝すると、世界選手権の権利を獲得することができる。
決して、そこだけを求めてトライアスロンをしているわけではないが、自分にできる万全を求めて練習を続けた。



結果は24歳以下男子優勝。
前の週に出場したトレイルランでの失敗や、
前年に出場したミドルの大会での失敗や、
学生時代に経験した短い距離を意識した練習が、パズルのようにカチッとはまる音がした。そうやって手に入れた優勝だった。
経験によって、成功を導いた。


気づけば、会社での残業時間もなくなった。
仕事量は前よりもずっと増えているはずなのにできることが増えている。

それが全てに繋がっているとは言わないけれど、どちらも自分にとっては大切なことなんだと思う。