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- 日本学生トライアスロン選手権:女子
日本学生トライアスロン選手権:女子
- DATE
- 2018.09.09
- VENUE
- 香川県観音寺市琴弾公園
- COURSE
- スイム1.5㎞:バイク40㎞:ラン10㎞
日本学生トライアスロン選手権:女子
実は初のインカレ観戦となった!20年近く通い続けている関東学生トライアスロン選手権(関カレ)、とは違う空気と熱気を感じる場所だった
学生世界選手権で7位杉原選手、9位阿間見選手を筆頭に
世界デュアスロン選手権で3位の田村選手
カーフマン女王の佐々木選手
アジアカップやお台場でも活躍する潮田選手や松居選手
各県を代表する国体選手なども多く
学生選手権と言え出場者のほとんどが日本トップ選手となる期待の大会となった
誰が優勝するのか?
激しい雨が降ったりやんだりの空は波乱を呼ぶのか?
選手が集まる
スタート前、有力選手が紹介され、入水していく
路面がぐちゃぐちゃになり選手たちにはきついレースになることが予想された
スイム1.5km(3周)
スタートが切られた!
日本一をかけた50名を超える選手が一斉にスタートする
スイムは3周
スイム力のある選手が早くも後続との差を広げる
スイム力に定評のある2名、日体大の宮田選手と山梨学院大学の池野選手
後続は10名強か?
杉原選手、阿間見選手、吉尾選手、枝光選手、江成選手、潮田選手などがいる
完全にスイム力の差が出る
スイムは遅いが、バイクが速い選手、ランが速い選手の位置も気になる(佐々木選手や飯塚選手、田村選手、熊谷選手、立岡選手、久保田選手など)
【 2周目 】
宮田選手、池野選手が差を広げる
後続も変わらず10名前後
【 3周目 】
さらに差を広げた宮田選手、池野選手
差を約100m弱付けただろうか?そのまま3周目を終えてトランジットに向かうに入る
足首が埋まりそうなほどドロドロになった路面を走り、池野選手先頭、宮田選手2番手でトランジットに来る
Bike 40km(5周)
バイクを抱えて乗車位置に来る池野選手、バイクを押して乗車位置に来る宮田選手
三番手は約1分遅れで杉原選手、
4番手枝光選手
五番手阿間見選手
江成選手、吉尾選手、潮田選手、松居選手、飯塚選手と続く
少し間隔があき約5秒前後遅れで野村選手、宮崎選手、山田七海選手、植松選手、少し遅れて山内選手と続く
差が少しあき小山選手がバイクへ
さらに差が少しあき木村幸選手、佐々木選手
田中選手、前田選手、坂田選手、垣野選手、木村彩愛選手、マー選手、池田選手、田村選手、加藤選手と続き早くも先頭から3分半差となる
坂戸選手、武田選手、細谷選手、立岡選手(4分半強の遅れとなる)
高井選手、西牧選手、滝川選手、市川選手、畑中選手
小山田選手、青木選手、河合選手と続く(5分遅れ)
鄭選手、中山選手、山田真希選手、室伏選手、市園選手、倉原選手などが続く
細谷選手、久保田選手などもバイクをスタート
バイク先頭集団は池野選手、宮田選手、阿間見選手、杉原選手、枝光選手となる
杉原選手と阿間見選手は先週スウェーデンで世界学生トライアスロン選手権(ユニバーシアード)と連戦となるが
流石の実力者、確実に先頭にいる姿は強いの一言に尽きる
【 残り2周 】
先頭は変わらず池野選手、宮田選手、阿間見選手、杉原選手、枝光選手
第2集団は50秒遅れで江成選手、吉尾選手、潮田選手、飯塚選手、松居選手、野村選手
第三集団は前田選手、小山選手、田村選手、佐々木選手、マー選手、宮崎選手など10名
熊谷選手、池田選手2名、田中美紗樹選手が一人で追走
その後ろに立岡選手を含めた6名が追走
その後方に川合選手をはじめとする6名
その後方に5名
最終で一人奮闘するのが明治小山田選手
【 最終周回 】
小山田選手に迫る強いメンバーがそろった先頭集団
第二集団が10秒ほど差を詰める
ペースが上がらず差が開く第三集団は第4集団に追い付かれ大人数となる
カーフマン女王佐々木選手、デュアスロンU23女王田村選手、宮崎選手、山内選手、前田選手と有力どころがいるが差が厳しいか
そしてここで私事ですがカメラ水没して写真がかなり消える
先頭集団は周回を終えてランコースに向かうストレートを直進
後方第二集団も先頭が見える位置にいる
第二集団もランコースへ向かう
第三集団も
ランに入っていく
Run 10km
ランがスタート
【 2周目 】先頭に立ったのは杉原選手が差を広げる
2番手は池野選手
3番手は宮田選手
潮田選手、吉尾選手、阿間見選手、江成選手、松居選手などがつづく
飯塚選手も続き
枝光選手、野村選手が続き
第三集団から佐々木選手が追い上げる
山内選手、田村選手、加藤選手、前田選手、宮崎選手、マー選手、山田七海、小山選手選手、植松選手などが続く
最後尾ではバイクで切られそうになりながらも逃げ切った小山田選手がランをスタートさせる
杉原選手が先頭
池野選手が2番手
【 最終周回 】
優勝へひた走る杉原選手
池野選手との差を広げて
流通経済大学に初のインカレタイトルをもたらす『 優勝 』を決める!!
優勝は
杉原有紀選手!!2:06:41
準優勝はスイムから先頭を引っ張った
池野みのり選手!!2:07:41
3位は東京女子体育大学を引っ張る吉尾桃子選手 2:08:13
4位江成選手、5位松居選手、6位佐々木選手、7位宮田選手、8位飯塚選手、9位田村選手、10位枝光選手、11位加藤選手、12位山内選手と入る
悪天候で落車、体温が奪われていく選手、足が動かなくなっていく選手、過酷な状況下でのレースでしたが
選手の頑張りに感動と感謝です
杉原有紀選手 優勝おめでとうございます。
選手の皆様へうれしさや悔しさは次のステップアップにしてください
最後にトランジットでの池野選手がバイクを抱えて乗車位置に来たことに感動しました。
通常はバイクを押して乗車位置に来ることが正解ですが・・・
抱えることによって、無駄に砂や泥がバイクに付かない、入りにくくなりそれはメカニカルトラブルの発生の軽減につながります。
そして砂や泥で滑ったり、落車の危険性を下げることにもつながります
さっと見て100万くらいは超える自転車、レース後のメンテナンス費用を考えても、大事にするという考えも含めて素晴らしいの一言です。
池野選手のような意識が学生選手に増えることを願います。
アスリート全力応援!アスリートオブジャパン