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- 2018カーフマン南関東:男子
2018カーフマン南関東:男子
- DATE
- 2018.02.12
- VENUE
- 東扇島東公園
- COURSE
- 1stラン5㎞:バイク30㎞:2ndラン5㎞
エリート男子
スタート前
観客が地平線の彼方にまでいる。ずっとあこがれた光景だ、出場選手全員を応援する観客の波がコースわきを占拠する
カーフマン。まだ知らない人も多いかもしれないがメジャーになりつつある勢いを感じる
田中文也選手、現王者・安松青葉選手、皇帝・深浦祐哉選手、エース・栗原正明選手
カーフマンを盛り上げた、そしてカーフマンを作ってきた選手たちが読み上げられる
一年ぶりの復帰中村選手、尾関選手など昨シーズンを盛り上げた選手も呼ばれる
さぁスタートだ!!
1stラン 5km
スタートが切られた!
3名が30秒ペナルティで後ろからスタートするのを除いたら、全選手好スタートを切る
30秒後スタートの選手もスタートを切る。
2周目
先頭はハイペースで飛ばす栗原選手
10m後方に続くのは皇帝・深浦選手、小原選手をはじめとした大集団
ここは俺の庭だといわんばかりの走りで先頭を引く栗原選手
早くも縦長になる集団
3周目
先頭は栗原選手を吸収、先頭集団は皇帝・深浦選手、栗原選手、堀田選手、安松選手、田中選手を先頭に大集団となる
しかしながら後方との差は早くも大きくなる
4周目
先頭は田中選手、皇帝・深浦選手、安松選手、堀田選手、浦山選手、栗原選手、佐藤光選手、 笠原選手、小原選手、小林選手、日内地選手、旭選手の12名
5m後方で続く第二集団は、渡部選手、佐藤 謙太郎選手、鋤崎選手、大浦選手、望月選手の5名
最終周回
先頭は6名(皇帝・深浦選手、安松選手、田中選手、浦山選手、栗原選手、佐藤光選手)
後方は6名(日内地選手、旭選手、堀田選手、小林選手、小原選手、笠原選手)は20M離される展開となりここでの走力の差が出る
さらに後方は3名(渡部選手、大浦選手、佐藤健太郎選手)、後方ひとり望月選手、さらに一人吉岡選手(30秒ペナルティを挽回)
先頭の6名(皇帝・深浦選手、安松選手、田中選手、浦山選手、栗原選手、佐藤光選手)がこのままトランジに流れてくるのか?
最終周回を終え
トランジに飛び込んできたのは!?
Bike 30km
トランジ:
トランジに入ってきたのは??
5名だ!!(皇帝・深浦選手、安松選手、田中選手、浦山選手、栗原選手)
各選手寒さのせい?焦りのせい?トランジでバイクを倒したり、メットが付けられなかったりといつもよりもたつく
バイクを最初にスタートさせたのは田中選手
栗原選手、深浦選手、安松選手、浦山選手、トランジをスムーズにクリアした佐藤光選手と続く
が栗原選手乗車時にチェーンを落とし大幅に遅れる!!
後続もトランジに入り約20秒遅れくらいか?バイクをスタートさせる
バイク2周目
先頭は4名田中選手、安松選手、深浦選手、佐藤光選手
バイク力に定評のあるトライアスロン界期待の渡部選手が単独で追い上げてくる
さらに栗原選手、小原選手、小林選手、堀田選手など第二集団を形成しも追いかける
後半、堀田選手が遅れ、鋤崎選手が第二集団に追い付く
3周目
変わらず4人が先頭
途中で渡部選手の追い上げが決まり、集団は渡部選手先頭で(小原選手、栗原選手、田中選手、深浦選手、安松選手、鋤崎選手、佐藤光選手、小林選手)の9名になる
こういう展開に持ってこれる渡部選手のバイク力のすごさは目を見張るものがある
4周目
渡部選手をはじめとした9名がレースを引っ張る
第二集団は尾関選手、米谷選手、望月選手、佐藤謙太郎選手、上村選手、笠原選手、浦山選手など走れる選手が約1分遅れで追いかける
5周目
深浦選手が先頭、
佐藤光選手が苦しそうだがこのメンバーについていけることが素晴らしい経験だし、彼の練習の成果だし自然と応援にも力が入る
最終周回に入り
トランジへの駆け引きが始まる
渡部選手や小原選手、栗原選手などの動きが活発な集団だが誰がトランジに一番で入るか?
最終周回を終えてトランジに入ってきたのは!?
2ndラン 5km
渡部選手、栗原選手、そして差がなく集団が入ってくる
トランジを追え最初にランを開始したのは渡部選手
追いかける栗原選手。
そして後ろには安松選手
続くのは田中選手
鋤崎選手、小原選手が続き
小林選手
深浦選手
佐藤光選手が先頭集団では最後にスタートだが足が前に進まないのを必死に進めていく
すぐさま安松選手が栗原選手、渡部選手を抜き先頭に立つ
勝負所はここだ!!このまま押し切るという気持ちと勢いを全開にして走る安松選手
5番手に深浦選手が上がり
追撃態勢をとる
2周目
安松選手が先頭、続くのは田中選手・・・差は15m
栗原選手、深浦選手、渡部選手と続く
この白熱の争いにまさかの15秒ペナルティーが加わる※乗降車違反、シューズの置く場所違反などでペナルティーエリアにて15秒停止をゴールまでにしなきゃならない
深浦選手、佐藤錬選手、小原選手、大浦選手、日内地選手、鋤崎選手、米谷選手、上村選手、佐藤謙太郎選手、小池選手、 佐藤光選手、加藤修三選手、岸本選手、洲上選手、大城選手、古川選手、星野選手、堀田選手、水野選手
と20名近くがペナルティとなる!しかも先頭争いをしている深浦選手、鋤崎選手、佐藤光選手にもペナルティーが
勝負の行方は!?
安松選手が田中選手を放す
食らいつく田中選手、3番手に浮上の深浦選手、そして栗原選手、渡部選手、小原選手、小林選手、鋤崎選手と続く
3周目
安松選手先頭!!
深浦選手が田中選手をとらえる
4周目
快調に飛ばす安松選手
深浦選手、田中選手が並走
栗原選手は遅れる
最終周回に入る安松選手
2ndランに入りすぐ先頭に立ち、誰も前を走らせなかった
安松青葉 選手 優勝!!
北関東では王者として挑んだのに惨敗だった!
前を走る戸原選手に全く見えないほどの差を付けられた!
最強の足を持ってしてもどんどんと離されていく、視界にすら捕らえられなかった。
バイクもランもまだまだと改めて気が付いた悔しすぎる惨敗
悔しさを晴らすのは優勝しかない!
もう絶対に負けない、誰にも前を走らせないと決めた
2ndラン、スタートからのダッシュ
俺が王者!俺が勝つんだ!
最強に向かって全力で走り北関東のリベンジを南関東で果たした。
準優勝は田中文也 選手
10年近くカーフマンに参戦し常に表彰台を獲得できるようになったのは去年辺りから、一番の舞台『南関東』で準優勝!
結果より悔しさがにじむ、次こそは優勝を
3位は栗原正明 選手
一年ぶりの表彰台!
誰よりも競技を愛し競技を想った。
誰も応援に来ない時代から、応援を募った、選手の応援をした、観客の後押しもした
地平線の彼方まで応援が、観客がいる。この光景を作ったのは紛れもなく彼の努力だ。
結果は3位、まだ二人ほど前にいる
それを彼の応援者もわかっているからこそ負けても応援がある。
2016年の日本選手権以来の優勝を次は目指す。
4位は深浦祐哉 選手
栗原が競技を盛り上げた男なら、深浦は競技を守っている男だ!
常に高い壁であり続け、彼が出る事でレースが成り立つ!
ずっとカーフマンに出場し続ける姿に、
孤高の存在に、
圧倒的な強さに、
尊敬の念を込めて皆が
『皇帝』 と呼ぶ
次戦チャンピオンシップで皇帝が立つ場所は真ん中だ!そんな気持ちを見た!
5位は渡部晃大朗 選手
環境の変化があった。逆境に立ってもそれをはねのける力が彼にはある。
常に全力のその先をレースで魅せる。
6位は小原北斗 選手
彼は偉大な背中を追いかける。
その為に強くなる努力は一切手を抜かない、そんなレースを今日もした。
環境の変化、立場の変化、色んな事がある中で出場してきた選手全員のレースに頑張りに魅せられた大会でした。
本当は全員何か書きたいと思うような素晴らしい大会でした。
でも切りがないので最後に
9位 佐藤光 選手
1stランから最後までトップに喰らい付く姿に感動しました。
彼がいつか偉大なる大学の先輩、深浦選手のような選手になることを期待します。
出場選手の皆様へ
素晴らしい戦いをありがとうございます。