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- 関東学生トライアスロン選手権レポート男子
関東学生トライアスロン選手権レポート男子
- DATE
- 2017.06.26
- VENUE
- 那須塩原市:戸田調整池(日本)
- COURSE
- Swim 1.5km >> Bike 40km >> Run 10km
関東学生トライアスロン選手権は
インカレの関東予選会でもある
アジアカップ大阪など大きな大会同日開催とありトライアスロンシーズン真っただ中で行われた
関東学生ナンバー1を決める大会
かれこれ黒磯大会とか呼ばれている時代から見ている大会となり
ことしも
関東の学生たちの感動や涙の詰まった場所となった
学生トップ選手の数名が大阪に出場等でいないなか
関東ナンバー1をかけた戦いが幕を開ける!
Swim 1.5km
例年より少し冷たく感じる水温の中スタートが切られる
シード選手(認定記録会で7級以上などでインカレのシード権がある)なども含む255名で争われた
何よりも去年のリベンジに燃える稲員(いなかず)選手(慶応)が今年もスイムで魅せるのか?!
日大期待の一年生スイマーの出口選手がスイムラップ1位を獲得
続いたのは稲員選手
そして日大勢( 黒澤選手、高根選手、佐久間選手、高野選手 )
が1.3.4.5.6とスイムで魅せる
シード選手の有島選手(日体)、塩入選手(東洋学園)、草間選手(慶応)などが続く
トランジをスムーズにまとめた稲員選手がトップで通過しバイクへ向かう
スイムが圧倒的な日大!団体(各大学トップ3名の合計タイムで競う)もあるので
このままの勢いで日大の日となる確信すら漂わせていた
Bike 40km
バイクに移ると事態は急変する
まずは優勝候補の有島選手が大ブレーキ(西村選手、太田選手などと落車に巻き込まれたらしい)
そうすると日大勢が上位を占めるかと思われたが
日大勢もじわりじわりと遅れ始める
そうなるとトップ快走の稲員選手、追い上げてきた小池選手、田中選手、草間選手
慶応大学がトップ4を占める
今年の慶応は強い!団体もこのまま慶応が押し切るだろうという確信を
すべての観客が疑わないほどの展開を見せ始める
後続ではスイムで遅れた吉岡選手(早稲田大)が驚異の走りを見せる※結果58分を叩き出しバイクトップタイム
バイクフィニッシュでは稲員選手後続に3分近くつけランを開始!!
今年は稲員選手と誰もが信じて疑わなかった
Run 10km
ランスタート時に1位から4位までを独占した慶応大学だが・・・
ランで引き離せずにじりじりと後続との差を詰められていく
日大勢も走れていない
混戦になるか? 団体はどこだ?
そんな混沌とした流れの中
ランで猛追する後続選手が現れる
順天堂大学伊藤選手、明治大学三須選手、宮崎選手、山岸選手
3周目には稲員選手の後ろ10mに伊藤選手と三須選手が
ここで絶対に負けられないデュアスロン東海St王者三須選手が稲員選手を引き離し
伊藤選手とのデットヒートを繰り広げる
最後は伊藤選手を引き離し
三須選手がトップでゴールを切る
2位伊藤選手
3位には明治大学、宮崎選手が飛び込み
4位には稲員選手、5位上村選手(日大)、6位渡邊選手(中央大)、7位に山岸選手と
ここで明治の団体優勝が確定!!
後半ランで追い上げた選手による明治の逆転劇を見ました。
行けるはずの実力&かなりの練習を積んだ
それでも倒れたり、故障で行けなかった人の悔し涙
努力が報われた人のうれし涙
行って欲しいと願う人が行けた感動の涙
人それぞれにいろんなストーリーがある
大学という限られた時間の中で流す汗と涙
毎年これに魅せられているんだと改めて実感しました。
出場された選手の皆様、大会を作っている方々感動をありがとうございます。
来年も大学生の方はより強い凄い姿を戸田調整池で見せてくれることを期待します。
優勝された三須選手、インカレ出場を決めた各選手、おめでとうございます。