Race&Report

カーフマン南関東ステージ

by Ace栗原 with Aoj

DATE
2017.02.12
VENUE
神奈川県東扇島東公園
COURSE
1Run 5km >> Bike 30km >> 2Run 5km



結局寝れずに向かう
それだけ興奮したという事かな?
皇帝 VS 皇帝
このワードがやはり興奮をさせた
もう二度とないんじゃないかと思えるような夢のカードだ
深浦選手 VS 田山選手
シリーズ10連覇 VS 日本王者10回戴冠
というだけですごいよね!
加えれば
オリンピック選手が田山選手、細田選手の2名
日本王者も深浦選手、田山選手、細田選手、栗原選手、平松選手と揃い!

豪華すぎる!



カーフマン南関東はデュアスロン最高の大会でした。
特にエリートでは沿道を埋め尽くし地平線の先まで観戦客であふれているような錯覚を覚えるほどの観客がいました。
それも、エリート選手たちが友人知人に観戦や応援を呼び掛けたり、栗原選手のようにエイジの選手にまでフォーカスを当てた選手紹介に他ならないのではないでしょうか?
まだご覧になっていないエイジ参加者がいましたら是非この投稿を見てください。
エイジ参加者の紹介blogです。
http://ameblo.jp/kokushi-ace/entry-12246572288.html
このブログの前にはエリートや学生選手の紹介があります。

1Run 5km


会場を埋め尽くす観客で史上最高の盛り上がりを見せた南関東ステージ
以下Ace栗原さんより提供

スタート前の写真 『No.27 栗原"エース"正明?!!』

ナンバーコールされてスタートラインへ向かう。

沿道を埋め尽くすたくさんの観客。

大歓声と激闘に向けて選手を送り出す多くの拍手が会場を包み込む。

スタートラインに並ぶのはデュアスロン史上最も豪華なメンバー。

21.皇帝を倒した男 中村 祐輔
22.King of calfman "皇帝" 深浦 祐哉
23.栄冠を手にした若手最有力三須龍一郎
24.カーフマン残すは優勝のみ安松青葉
25.トライアスロンデュアスロンの覇者Yuichi Hosoda
26.トライアスロン10度の王者 田山寛豪
27.現デュアスロン日本王者 栗原"エース"正明
28.全てのレースで上位入賞 あと一歩 田中 文也

それぞれの想いを抱き、選手たちはスタートを待つ。

スタート前の写真
500mの直線路を折り返すコースを5周。

走り始めは学生が積極的に飛ばしかなりのオーバーペースで走っていく。早くも縦長に伸びる集団の中盤あたりでTargetとなるペースで走っていく。
先頭は2014年日本王者平松、笠原、大野が引っ張る。僕は先頭も見えないくらい後方をマイペースに走る。

その後2km過ぎてそれまでの先頭のペースが落ちたタイミングで今レースで引退となる下村、亜細亜大駅伝出身の石井、杉原が飛び出す。

3秒ほどのギャップが付いたところで、元ランナー前田が追走を開始しこれに引きつられて集団自体もペースアップし、再び一塊になる。
集団の写真
3km過ぎからいよいよレースが動き始める。
満を辞して深浦がペースアップ。1番辛い局面でのペースアップは集団を細分化させるのには最高のタイミングだ。

縦長の集団がブツブツと途切れ始める。

深浦、安松、三須、中村、栗原
10秒離れて細田、田中、中村、北条

確実にランの力を持つ選手が残っていく。
僕はラスト200mで先頭に出るとかぶせるように安松が左に並走してくる。

安松のゼッケンは24番。僕は27番。
トランジッションでゼッケン偶数は右、奇数は左側なのでこのままだと交錯してしまう。

バイクに脅威性のある選手ではないので、一歩譲って、先に右に移動してもらいトランジッションへ。

Bike 30km



「脱いだシューズをラックナンバーから半径50cm以内のエリア置くこと、はみ出したらペナルティー」
というルールがレース前に発表され、
いつものようにそのまま脱いでは確実にペナルティー(+15秒)。

トランジの写真
過去、ペナルティーで痛い目にあっているので
そのまま脱がずにキチンと揃えてナンバーの真下に置いてスタート!!



コの字型の平坦コース5kmを6周回。

平坦ではあるものの風が強いため、かなりの難コースになっている。
安松、栗原、深浦、三須で集団形成をしていると、
後ろから必死に追ってきた中村も合流し、5人でローテーションが始まる。

バイクの写真
10秒後ろにオリンピアン細田を始めとする集団。その20秒後ろにバイク力のある篠崎が牽引する集団になっている。

ほぼ均等にペースを維持しながら漕ぎ進めるが、後続の追い上げが激しく3周目で吸収されてしまう。

バイクの写真

4周目の終わりには篠崎と杉原が2人逃げを決めて、僕らの集団と10秒のギャップを築く。
これがなかなか縮まらず、シビレを切らして追走する選手がいるも空振り。

5周目には篠崎がこちらの集団に下がり、杉原が1人逃げ…強風で平坦コースという圧倒的不利な状況で1人逃げを続ける杉原のバイク力の強さは観ている人を熱くさせた。

僕はというとペース自体はキツくないものの、ふくらはぎの痙攣が止まらず喘いでいた…orz
このところ痙攣とは無縁だったが、久しぶりのこの感触。踏む方向への力を使えずに、別方向による出力で回復を待っている。

今回はペダリングを回しながら折り返す方法で立ち上がりの負荷を減らせるのとスムーズな加速が出来た。

杉原の単独先頭から10秒差、集団では先頭で降車ラインへ。

トランジ進入の写真

Run 5km


バイクから降りた一歩目で痙攣…

無視します。


素早くバイクをかけ、ランシューを履いて痙攣…

無視します。

そんなビクビクしているうちに安松が飛び出しビッコ引きながら2ndRunへ。

治れ治れ。

ランの写真

膝下のバネを使えずに腕振りで無理矢理走り続けている状況。あっという間に深浦・中村・田中と抜かれ、北条・古山・肥後にも次いで抜かれてしまう。

治れ治れ。

経験上、痙攣を無視し続けて500m走れば治る。majide

折り返し地点に来て、減速したところで痙攣が止んだ。良しっ!


ランの写真

気持ちを入れ直して、1人ずつ追っていこうと言い聞かせる。

肥後をパス。
古山をパス。
田中の背中が近い。



ランの写真

沿道からは「エースー!」「栗原さーん!」など多くの声援を送ってもらえた。
戦っているのは1人じゃないことを認識しながら、重い脚を腕振りで動かしながら前に進む。


ラスト1km。
再度息を吹き返した古山に抜かれるも食らいつく。ラスト300m。
先に見えるフィニッシュゲートに全身で駆け込んで行く。。。
7位でフィニッシュ。
2ndRunに元気に飛び出していったメンバーには敵わず、現状のバイクではランに繋げられるようなライディングが出来なかった。

最終戦は2週間後、同じことのないように短い時間だけど確実に積み上げていこう。


レース後の表彰式は注目のクラブ対抗戦!

3人以上の同じ加盟団体で競われる団体戦!
ここでは去年に続き、「チームエース」で2連覇を達成!ψ(`∇´)ψ


多くの選手・声援のおかげで達成することが出来た。

レースは圧巻の走りを見せて深浦選手の優勝でした

深浦選手ゴールシーン


Ace栗原さんのブログ