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- 日本デュアスロン選手権
日本デュアスロン選手権
- DATE
- 2016.11.06
- VENUE
- 福島県あづま総合運動公園
- COURSE
- 1Run 5km >> Bike 20km >> 2Run 2.5km
気温6度風速10m
体感が氷点下級で
外に出たくない位で選手は大変だと改めて思った。
防寒対策が勝負に影響するか?
みんなの好成績を願い応援をした(罵声も)
今までと違いスプリントになったこともあり
大混戦も予想されましたが
目指すものは優勝であることは出場選手全員の思いであることは間違いない
~強風のため安全を考慮しレース前にバイクコースが変更になりそこでの波乱がレースを左右することになることはまだ誰も知らなかった~
1Run 5km
みんないい飛び出しを見せる
田中文也選手が先頭で安松青葉選手、末岡瞭選手など有力どころが前を引く
もちろん栗原選手、中村選手、三須選手、肥後選手、佐藤雄大選手なども前側に位置取り追従する
1周、2周と集団は縦長になり
3周目に入るときには
先頭が7名となる
縦長になるも
レース前予想では6名(田中選手、末岡選手、安松選手、栗原選手、中村選手、三須選手)であるはずだが誰だ?って思っていたら
堀内選手もいる!?
10秒くらい後方を見ると・・・山本康貴選手、外山高広選手、肥後選手・・・錬選手が遅れ始め辛そうだ
後はスピードがありすぎて確認できず
4周目は三須選手が先頭を走る!
※俺がデュアスロンを引っ張るんだというようなプライドを感じすごく好感触!!
強くなる選手は必ず持っている意識の一つだ
このまま先頭を引っ張っていってほしいと思ったら
強風の辛いコース状態の中で
5㎞ 15分16秒という驚異的なタイムをたたき出し
なんと1stラン先頭を譲らずトランジに飛び込んできた!
栗原選手、中村選手、文也選手、安松選手、末岡選手なども続き入ってきた
そして堀内選手は頑張っていたが遅れ第二集団に吸収されていた
トランジで飛び出した栗原選手は一気に10m以上の差をつけバイクを開始
Bike 30km
トランジを無事にクリアしていく選手がいる中・・・中村選手が完全に出遅れる
先頭は栗原選手に追いついき5名(栗原選手、三須選手、文也選手、安松選手、末岡選手)
緩い登りが続くコースで
安松選手と三須選手が遅れる
去年、栗原選手 対 深浦選手の一騎打ちを見て緩い登坂に対する地力の差ってものすごく出ることを見せられていた場所だ
ここは確実に力不足が現れていた
それはリズムを刻めないという事でもあるし足の使いどころが悪いという事もあるが
辛いときに必死にくらいつく練習をしないと強くなれないという事を改めて思わされるレース展開になる
第二集団は肥後選手、錬選手などを含む7、8名
先頭は栗原選手、末岡選手、田中選手の3名
中村選手、三須選手、安松選手が遅れた今
優勝は3名に絞られる
さらに優勝候補の一人末岡選手が遅れ始め
優勝は二人に絞られた!!!
後続との差を25秒くらい保ったまま
最終に入り
トランジのはずだが・・・
だが・・・・
最終周回を知らせる鐘もならず
先頭車も消えていなくなり
トランジの誘導もなく
トランジ入口も塞がれたまま
その状態でおかしいと思った田中選手と栗原選手が
トランジのマーシャルに効いたら聞いたら
『 もう一周 』!!!と指示が
一回止まったものの再スタートを切りもう一周向かう!!
後続の第二集団もトランジの誘導が無く最終周回かどうか確認するも
もう一周を指示される
しかし、メーターを見て最終周回が終わったという事を知った肥後選手はじめ渡部選手などが
トランジ入口を無理やりこじ開けてランに向かう!!
それに気が付いた栗原選手、田中選手は
頑張って獲得した20秒以上の差を・・・すべて失いマイナスに
第二集団も一回止まったために
後続との差を少し失ったものの
もしかすると奇跡の優勝があるかもしれない
と完全に息を吹き返す!!
慌てて戻る田中選手と栗原選手
自分たちの数数えられないミスっていうのはあるものの
流石にバイクで周回ミスを誘導させてしまう運営の方には
まずいなんてもんじゃないほど問題がある
有り得ない
しかし!!!
その時、栗原選手の脳裏には誘導の不手際に対する怒りよりも
某氏に数数えられないとか、バカとかいろいろ言われる
思っていたそうです(笑)・・・たぶん言われてたと思います。
何度となくデュアスロン日本選手権のではミスがあります(12年:1Stラン周回誘導、13年:ゴール誘導等々)
落車などで負けるとかは仕方ないと思う
でも勝負の世界で
勝負を求める選手のためにも
ちゃんとした運営をしてあげてください。
それじゃなきゃ選手が余りにもかわいそうです。一人のファンとしてのお願いです。
真っ向勝負で負けたならすなおに認められるけどね
Run 5km
という事で大波乱の2ndランのスタートは栗原選手、田中選手をかろうじて含めた8名でスタート
2.5㎞という短距離の為
早めの仕掛けで突き放すのか?
粘って最後の100m 50mでスパートをかけ逆転するのか?
トランジから飛び出したのは!!!
末岡選手!!
末岡選手は
国体トライアスロンなどでランラップ1位を獲得!!
さらには日本選手権でも王者田山選手やWCで活躍する小田倉選手などと変わらないタイムをたたき出す とんでもないランナー
このまま優勝は末岡選手か?!
続くのは息を吹き返した
肥後選手、山本選手・・・そして田中選手と栗原選手が続く
肥後選手が遅れ
末岡選手が引き離す
末岡選手 > 栗原選手 > 山本選手 > 田中選手と続く!! 直線最後のストレートに表れたのは
栗原選手!
ラストスプリントを全力で駆け抜け
0.02秒差で
栗原選手優勝!!!
泣きじゃくる栗原選手
思いの強さが
勝利につながった気がします
おめでとうございます。
問題点が見えた選手へ
・緩い登りでおいていかれる又は辛い選手は単純にバイク力不足です。
・緩い長い上りの周回コースをきついペースで継続して走る練習かな?
・あとはマウンテンバイク練習
・ダンシングの練習
・欲を言えば千切り合いをして死ぬ気でついて行かないといけないような練習になります。
・ローラーに少し斜度を付けてダンシングで長い時間こぐ事などすると良いです。
・それでもレース強度でに届いていないことを知る
・辛いキツイ、その上のレベルでやらなきゃならない
・ランだって1㎞3分ペースではなく2分50秒で行かなきゃいけない
そんなことに気が付いて人より練習した選手が来年の優勝者だと思います。
女子は 1Stラン:岩川選手、上田選手、菊池選手、潮田選手が抜けて バイク:途中で上田選手が独走 2Ndラン:さらに差を広げた上田選手が圧勝でした。
参加者および関係者の皆様ありがとうございます。